「親子2人なんだから、普通の2人用防災セットでいいよね」
防災セットを探していると、最初はそう思いますよね。
人数だけ見れば、大人1人+子ども1人も確かに「2人」です。
でも実際の避難を考えてみると、大人2人で避難するのと、子どもを連れて避難するのとではちょっと事情が違います。
そこで気になったのが、親子で揃えることを前提にした「SHELTER FAMILY(シェルター ファミリー)」。
普通の2人用防災セットとは何が違うのか、子連れ家庭ならではの目線で見ていきます。
「2人分ある」だけでは子連れ避難に十分とは限らない
防災セットを選ぶときって、つい「何人分入っているか」に目がいきませんか?
水が2人分。
食料が2人分。
非常用トイレもある。
もちろん、どれも大切です。
ただ、子連れ避難ならもうひとつ考えておきたいことがあります。
「この荷物を持って、子どもと一緒に避難できる?」
ということ。
子どもが怖がって動けなくなったり、途中で「もう歩けない」となったりすることも考えておかなければなりません。
特に小さな子なら、手をつないだり抱っこしたりする場面もありそうです。
だからこそ「2人分入っているからOK」だけではなく、親と子、それぞれがどう避難するかまで考えておきたいところです。
SHELTER FAMILYは大人用と子ども用のリュックが分かれている
SHELTER FAMILYの大きな特徴がここ。

メーカーのLA・PITA公式情報を確認すると、セットには、
- 大人側:SHELTERリュック 30L
- 子ども側:SHELTERリュックKIDS 10L
の2つが用意されています。
子ども用リュックは幅24×高さ38×マチ12cm、容量10L。大人用の30Lリュックをそのまま小さな子に背負わせるのではなく、子ども向けサイズになっています。
さらに、子ども用にもチェストベルトやリフレクター、防災カードなどが備わっています。
ここが、一般的な「大人2人分の防災用品」とは少し違うところ。
親の荷物を単純に2人分用意するのではなく、最初から「大人+子ども」で分けて考えられているんです。
子どもが自分で背負える年齢なら、自分の荷物を少し持ってもらえるという選択肢もできますね。
※実際に背負える重さは年齢や体格によって異なるため、無理のない量に調整してください。
子ども用は「中身」も大人と同じではない
もうひとつ注目したいのが、中身です。
SHELTER FAMILYの子ども側には、長期保存水や保存食、非常用トイレ、ライトなどに加えて、
- 長期保存パン
- 長期保存キャンディ
- 子ども向けサイズの防災エアーマット
- ブランケット
- トランプ
- 折り紙
- らくがき帳
- お絵かき用のアートセット
などが入っています。
「トランプやお絵かきって、防災に必要なの?」
と思うかもしれません。
でも、避難生活は子どもにとっても普段とはまったく違う環境。
メーカーも、こうした遊び道具について、避難生活で子どもが遊べることを想定して採用しています。
SHELTER FAMILYは2024年に日本子育て支援大賞を受賞しており、その審査員コメントでも、パンやキャンディ、らくがき帳、トランプ、折り紙など、子どもの避難生活を考えた工夫が評価されています。
単純に「大人用の防災用品を小さくしただけではない」というところは、親子用を選ぶ理由のひとつになりそうです。
「大人用と子ども用、実際どれくらい違う?」と気になったら、セット内容を写真で見ておくとイメージしやすいです。
⬇️親子それぞれのセット内容を写真で確認する

もちろん、これだけで「わが家の防災」が完成するわけではない
ここは購入前に知っておきたいところです。
SHELTER FAMILYを用意したからといって、すべての家庭に必要なものが100%揃うわけではありません。
子どもの年齢や体質、普段の生活によって必要なものは違います。
内閣府も、乳幼児がいる家庭では哺乳瓶や紙おむつなどをあらかじめ持ち出せるよう準備することを案内しています。
たとえば、
- おむつ・おしりふき
- 着替え
- 普段食べ慣れている食品
- 常備薬
- アレルギー対応食品
- 母子健康手帳など必要な情報
などは、わが家に合わせて確認しておきたいところ。
特に食べ物は、「非常食が入っているから大丈夫」と思わず、子どもが実際に食べられるものかもチェックしておくと安心です。
「全部自分でゼロから揃える」のではなく、
セットを土台にして、わが家に必要なものを追加する。
このくらいに考えると、防災準備も少し始めやすくなります。
大人2人用の防災セットではダメなの?
もちろん、そんなことはありません。
すでに大人2人用の防災セットを持っているなら、子どもに必要なものを追加して使う方法もあります。
わざわざ「親子用」という名前の商品に買い替えなければいけないわけではありません。
一方、これから初めて揃えるなら、
「大人用を2人分」
ではなく
「大人用+子ども用」
として最初から分けて考えられているSHELTER FAMILYは、候補のひとつにしやすいと思います。
実際に購入した人の評価や気になる点から判断したい方は、口コミ記事も参考にしてみてください。
買ったら一度、親子で背負ってみよう
防災セットって、買った瞬間にちょっと安心してしまうんですよね。
そして玄関やクローゼットに置いて、そのまま……。
でも、できれば一度だけでも親子でリュックを背負ってみるのがおすすめです。
玄関まで歩くだけでも、
「子どもにはちょっと重そう」
「これなら背負えそう」
「着替えをもう少し入れたい」
「ライトはすぐ出せる場所がいいな」
と、実際に使って初めて気づくことがあります。
余裕があれば、避難場所や避難経路も家族で確認しておくとさらに安心。
内閣府も、災害時の安否確認方法や集合場所などを普段から家族で確認しておくことを案内しています。
防災セットは「買って終わり」ではなく、わが家仕様にしていく。
そのひと手間まで含めて、防災準備なのかもしれません。
まとめ|「2人分」ではなく「親子それぞれに必要か」で考えよう
大人1人+子ども1人だからといって、必ず親子用防災セットを選ばなければならないわけではありません。
でも、子連れ避難では大人だけの場合とは必要なものが少し変わります。
SHELTER FAMILYは、
大人用30Lリュック+子ども用10Lリュックに分かれ、子ども側には保存食やライトなどに加えて、子ども向けのエアーマットや遊び道具も用意されている
のが特徴です。
「普通の2人用でいいかな?」
と迷っているなら、人数だけではなく“誰と避難するのか”で考えてみると選びやすくなります。
一から全部揃えるのが大変なら、まずセットで土台を作って、そこからわが家に必要なものを足していく。
「防災、ちゃんとしなきゃ」と思いながら止まっていたなら、その最初の一歩にはちょうどいいかもしれません。
⬇️SHELTER FAMILYの中身を見ながら、わが家に必要なものをチェックしてみる


